「今までできていた家事は、もう任せられないのではないか」——そう考えられるご家族も多いかもしれません。しかし、認知症が進行しても「洗濯物を干す」「洗濯物を畳む」といった動作は比較的続けられる方がいらっしゃることが、学会での講演でも報告されています。

長年の動作は身体が覚えている

長年繰り返してきた家事は、身体が覚えている動作として残っている場合があります。もちろんすべての方に当てはまるわけではありませんが、「認知症だから、すべて代わりにした方が良い」ではなく「まだできることは何だろう」という視点を持つことが大切です。

衣類選びにもつながります

  • 乾燥機に対応した衣類
  • シワになりにくい衣類
  • 畳みやすい衣類
  • 前後が分かりやすい衣類

洗濯物を少し違う場所へ干してしまったり、濡れたまま畳んでしまったりすることもあるかもしれません。そんな時も、お手入れしやすい衣類を選ぶことで「完璧でなくても大丈夫」と思える環境づくりにつながります。

家事に参加する時間には「自分でできた」という経験が含まれています。私たちは、衣類もご本人の「できること」を支える環境づくりの一つだと考えています。

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