「この服が好き。」「今日はこの色を着たい。」いくつになっても、そんな気持ちは変わりません。介護が必要になっても、その方らしく装いたいという想いは同じです。しかし以前の介護衣料は、着替えやすさや介助のしやすさが優先され、色やデザインは限られていました。

「着られる服」から「着たい服」へ

最近は少しずつ、介護の日常に役立つ機能を備えながら、明るい色や華やかなデザインの介護衣料が増えてきました。着たい服を選ぶ楽しさという視点が、ようやく大切にされる時代になってきたと感じています。

「この色がいいね。」「この柄、素敵だね。」——そんな会話から始まる時間も、その方らしい暮らしの一部になるかもしれません。

服を選ぶ楽しさ、届く楽しさ、袖を通す楽しさ、そして「その服、素敵ですね。」と声を掛けてもらえる喜び。私たちは、介護衣料もその方らしい毎日を支える存在でありたいと考えています。高齢者における装いへの関心とQOLの関連についての研究も、日々のご相談を通じて実感しているところです。

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